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新作の執筆状況3

Cabin16, Cbin 16 Dormitory

TS2 Cabin16,   Cabin 16 Dormitory

新作のKindle校正を始めました。タイトルはまだ未定なのです。内緒、ではなくて、未定…。左上の絵は、主人公たちが住んでいるキャビンの平面図です。少しでも絵に起こすと、描写する時のスケール感や方向感覚などがつかみ易くなるので、まず絵を書いてみています。一つのキャビンには三つのドミトリー(共同寝室)と一つの個室、共有室があり、このキャビンには十人が住んでいます。右上の絵は話を書きながら作りかけたCG。向きが違いますが、左の絵のドミトリーの一つです。もしかしたら、予告編に登場するかもしれません!

さて、どれが主人公の名前でしょうねえ…?

この夏、自動的にソフトウエアアップデートがかかってからPaperwhiteの動作が重かったのですが、最近の読書ではいつの間にか慣れ、特に不便は感じなくなっていました。ところが、校正を始めて、キーボード入力ののろさや、一旦メニューが出るようになったことなどが気になって仕方がない!

先日Kindle校正について書いた際は、記事のためにキャプチャを撮っただけだったので使い勝手までは気にしていませんでした。また、範囲選択も不便になってしまい、ハイライトしたい部分をうまく選択できなかったりします。これが新しいOSのせいなのか、校正用に適当に変換しただけだから内部的なタグがおかしいからなのか分かりませんが、ちょっとストレスになっています。

でもきっと、最近出た新しいKindle Voyageだとサクサクなんでしょうね。。

Kindleで校正

持っている人以外にはあまり知られていませんが、Kindleは文字入力も出来るのです。

まず、本のデータを表示した状態。ドラッグしてハイライトしたい範囲を選択します。キャプチャ2点は『さよなら、ロボット』より。

Kindle 指ドラッグで、範囲を選択
指ドラッグで、範囲を選択

次に「メモを追加」をタップ。キーボードが出ます。(「メモを追加」ボタンを選ぶダイアローグはキャプチャを取れませんでした)

Kindle 入力画面
入力画面

入力を終えて保存すると、「マイクリップ」というテキストファイルに書き込まれます。

Kindleのコレクションの「マイクリップ」
Kindleのコレクションに「マイクリップ」が現れます。

本の名前、段落番号、ハイライトを付けた文章とメモの内容が順に書かれています。ファイルごとPCにコピーしたら、執筆中のワープロにコピペして出来上がり。という手順です。

「マイクリップ」を開いたところ。その上には、三四郎を読んでいて気になった部分がありますね。

すごく便利、というほどではありませんが、E-inkのディスプレイ上で読みながら校正出来るのが最大の利点かと思います。プリントした原稿用紙の余白には赤字が書き切れないこともよくありますしね。

ワードプロセッサー

執筆用に使っているソフトウエアについて。直近の『孤独の王』まで、ずっとEG Word Pureでした。MacOS8の頃から16年間も使用してきました。何といってもEG Bridgeの変換効率は最高で、これはEG Word Pure購入の更に前、Macを使い始めた1990年(!)から追随するものがないほど。

EG Bridgeは同じメーカーのEG Wordとはとても相性がよく、全ての文章はこの組み合わせでずっと書いていました。ただ、EG Wordを開発していたエルゴソフトが2009年には解散してしまったので、私のPureはRosettaアプリ対応のOSX上、つまりSnow Leopardまでしか動きません。

昨年暮れに新しいMacBook Proを購入し、OSはMavericksに。いよいよ、執筆のための環境を大きく変える必要が生じたのですが、EG Wordで書いた文書のファイルは他のソフトと全く互換性がありません。これまでの小説や詩、取っておきたい文章など、pdfに書き出して保存しましたが、もしこれらにまた手を入れたいと思ったら、大変ですね。

そこで、置き換えるワードプロセッサの条件は?

・縦書きでサクサク動く

・シンプルで余計な機能がない

かわせみ(EG Bridgeのエンジンを後継している変換ソフトがあるのです)が使える

Kindle形式に変換しやすい

・文書に互換性がある

と、こんなところでしょうか。

縦書きワープロについて色々と調べましたが…ないんですね、Mac用の縦書きワープロって!

最終的に選んだのが、以前からフリー版を使用していたiTextのプロ版、iText Pro9です。名前にちょっと古臭さがありますね。何でもかんでも頭に「i」を付ければいい、という時代の生まれなんです、これが…。最新版のアップデートが2011年、Snow Leopardへの対応がどーんと謳われている、など、ちょっと不安もありましたが。

でもこのiText Proはいわゆるワープロではなく、エディタなんです。だからファイル形式も独自のものではなく、txtかrtf。rtfならルビも傍点も打てますし、フォントサイズや他の書式も設定できる。エディタだから置換機能や動作性に優れている、という利点があります。もしもiText Proが新しいMac OSXに対応しなくなっても、ファイル形式がrtfだからどんなワープロにでも持って行けます。これも利点ですね。そして、圧倒的な軽さ。瞬時に起動し、どんどん入力しても全くストレスがありません。かわせみもEG Bridgeゆずりで、何行も一遍に入力してから変換しても、誤変換が少ないのです。

先ほど、改めてiText Proのウェブを見ていて発見したことがあります。なんと、EG Wordと文書の互換性があって、画面同士のドラッグ&ドロップで書式付きの文書を行き来できるそうです。これは、試してみる価値がありますね、古いMacBookを起動して!