Category Archives: 進捗報告

シンチョク──0121

週末はようやくBlender-99の電子書籍化作業に手を付けることが出来た淡波です。

Vol.1として電子書籍化するのは、第1回〜7回までを予定しています。この週末で、なんとか第3回めの分まで編集が進みました。とはいえ、実はそこまでは以前にワープロ上である程度まとめ直してあったんですよね。
つまり、正味進んだのは僅かばかり……。
それというのも、ブログの記事と電子書籍はやはり違うメディアなので、そのままデータを移せばいいというわけにはいかないのです。

GIFアニメの埋込みも出来ないからリンク化しなければいけないし、それにはサーバーに上げ直す必要もありますし、ものによっては作り直したり、とか。
静止画を張り直すには新たに画像を用意しなければいけないですし。

それに、改めて読み直してみると、極限まで分かりやすく書いたつもりが、結構分かりづらいところや不親切な書き方が散見されます。
そんな部分も今回は全て書き直しています。
究極のBlender入門書を目指して!
(大げさ)

掲載する画像もちょくちょく直して差し替えているので、思ったより時間がかかっています(この記事のアイキャッチみたいにシードくんロボットを使った画像を作ったりして)。
連載を開始した頃はバージョンも2.78だったので、バージョンに依存しているキャプチャ画像も今後差し替える必要が出てきます。
発売まではまだまだ時間がかかりそうですねえ。
まあ、その分、ここで連載していた記事よりグレードアップしたものになりますから、どうぞご期待くださいませ。
(書いている側と読んでいる側では読み込み方も違いますし、ディティールの違いなんかどうでも良かったりするかもしれませんから、「え、全然変わらないじゃん」と思われる可能性もありますが……)

Blender関連は、こんな感じです。

あ、そうそう、例のアルバム『Struggling』のプロモーション用クロスフェード・ビデオですが、完成してYouTubeなどにアップしました。
ここにも埋込んでおきますね。たった3分で全曲のハイライトを聴けるので、どうぞちょっとだけお時間下さいな。
アニメーションは全編Blender製ですし!

 

それから、Manuel Labについて。
昨日見に行ったときにはまだVer.1.6.0だったのですが、たった今見たら、とうとう1.6.1が公開されていました!
いよいよ髪の毛が実装されるバージョンですよね!
来週末、なんとか時間を作って解説記事を書きたいところです。
(公式ビデオを見るとだいたい分かっちゃうところが辛いですが……)


小説は、一進一退という感じでしょうか。
ウィークデイはほぼ毎日、『イン・ザ・フォグ』を執筆しています。
基本的に、電車に乗っている時だけしか書く時間を取れないので、多くても2,000字程度@日。少ない時は数百字しか書けないので、一週間分の合計でも恐らく10,000万字には届かないでしょうね。
それでも、ちょっと今まで引っ掛かっていたストーリー上の大きな矛盾点が解決出来たり、どうにも書き進められなかったりしたエピソードをクリア出来ました。
明日からも、どんどん書きますよ!


もう一つ報告したいことが!

昨年発売した童話『とっても小さな九つの国』の最終巻である『魔女と王様』に、Amazonで5つ星レビューが付きました!
実際にレビューが付いたのは先々週のようですが、発見したのが先週でした。
いやあ、嬉しい限りです!

先週の進捗は、こんなところでしょうか。

では、また次回!

シンチョク0114

こんばんは。
皆さまの淡波でございます。

10日間以上もブログ更新をサボったのはずいぶん久し振りではないでしょうか。
昨夏までは毎日更新を続けていたのに……。

さて、気を取り直して報告でございます。

進捗、ほとんどないです。
以上。

いやいや、待てよ、期待に応えられていないことも含めて進捗ですわね。

まずは元日に発売しましたアルバム『Struggling』の動きから。

売上げは、2枚です。
まあ、Twitterとここ以外ではほとんどお知らせ出来ていないので、そんなものでしょう(涙

で、ストリーミングです。

Struggling_0114

発売直後に60再生あった以降、見事に右肩下がりです。
約10日間で99再生……。
印税額にすると、まあ、30円ほどでしょうか。
(ストアによって異なるので参考値)

ちなみにこれは速報レポートで、Amazonのように月末にならないと単価が決まらない方式の場合は、再生数も確認出来ません。
正確な数字は2ヶ月後くらいにならないと、ですね。

このままいくと、売上げも再生数もまったく伸びないのは目に見えていますので、アルバム収録曲を全曲クロスフェードにした販促用動画を制作しています。
(このアイデアをくださった竹中越前守樫家さん、どうもありがとうございます!)

作り掛けですが、こんな感じのものです。
もちろん、すべてblenderで作成していますよ。

最初はblender完結で、しかも一発レンダリングで作ろうとしていました。
「一発」にこだわっているわけではなくて、夜寝る前にレンダリングして、起きたら完成している、というのが美しいかなと(笑。
でも、音声と字幕とCGを一気にレンダリングするには、書き出しフォーマットを動画形式にしなければならないので、それはあまりに非効率的。
だって、1フレームでもやり直しが発生したら1からやり直しですからね。
そこはセオリー通り静止画で書き出すことにしました。
でもVSE(Video Sequence Editor)上に入れ込んだCGシーンのレンダリングを同時進行させると、どうしてもVSEとCGシーンの〈フレーム開始-終了〉が合わなくなるのですよね。
で、最終的には全部分けて考えることに。

た、ぶ、ん、1/14中に仕上がると思うのですが……。


blender-99については、ストップ状態のままです。
上述の動画が仕上がらないことには身動き出来ないですもん。


小説については、『イン・ザ・フォグ』をちょっとずつ書いています。
書いて消し、書いて直しの連続で、年明けから数千字進んだ程度でしょうか。
実質、平日が5日間しかなかったので、そんなものですかね。
ちょっと引っ掛かっていた章が終わったので、来週は先へ進めそう、かな──。


今週は、そんなとこです。

じゃ、また!

今年はどんな年に──

年末に寝込んでしまい、2017年の総括も出来ずフワンフワンな状態で新年を迎えた淡波でございます。
今日も年末残タスクの壁ペンキ塗りをもくもくとこなしておりました。

旧年中は皆さまにほんとうにお世話になりまして、誠にありがとうございました。
ひとつの感想、レビュー、読んだよ、聴いたよ、のつぶやきが、すべて創作を継続するための強い力になっています。

さて、今年はどんな年に?
ジャンルごとに見ていきますね。
 

【小説部門】

『イン・ザ・フォグ(仮題)』
現在執筆中の長編小説の完成をいちばんに考えることにします。
ヴァンパイア・キャットをテーマにした美しく悲しい物語になる予定で、現在まで4万字ちょい。ようやく全体の三分の一ほどでしょうか。久し振りの長編執筆で楽しいのですが、あちこちで矛盾が出てきてしまって修正したり、なかなかに苦労しつつ少しずつ進めています。

『オルタニア』
Vol.5用原稿、すなわち『夢の見せる痛み』の最終話は脱稿済みなので、こちらはゲストさんなどの原稿待ち状態ですね。Vol.5が出たら、3ヶ月後くらいに5話分を単著としてまとめて発売する予定です。

『1キロキューブの街』
某コンテストに応募して見事に落選したショートショートを長編化するつもりで、昨年半ばに書きかけていました。現在3万字ほどだった記憶。当初のものとは全く違う話になりますが、こちらも2018年中には形にするつもりです。た・ぶ・ん。

『あ』
合間合間に書いていた超短編集があるのですが、あまりにくだらない内容なのでお蔵入り中。まだ完成もしていませんが、もし魔が差せば、ちゃらっと完成させて出してしまうかもしれません。

『淡波亮作全集』
計画倒れ中。初期の頃と最近ではepubの中身が全然違うため、一冊にまとめるのが難しいのですよね。作品によってcssのタグ割当が全然違うので、書式が壊滅的なのです。
 

【CG部門】

『blender-99』
ファーストSeason終了後、ちまちま電子書籍化を進めることになっていましたが、体調不良もあって「はじめに」でストップ。さてさて、バージョンアップまでに間に合わなければ、やばいです。

『Manuel Labを使おう』
こちらは本家の進化を粛々と追いかけます。まあ、バージョンが上がったことに気が付かないで時間が過ぎてしまうことも多いですが……。

『CG画集』
そんな予定ありましたねえ。たしか昨年の初め頃に数ページまで作って、そのまま放置でした……。
 

【音楽部門】

昨年最大の宿題、アルバム『Struggling』の発売を元日に終え、ようやく少し落ち着きました。皆さん、もう聴いてくださいましたか?
音楽の場合はKDPと違い配信コストがそこそこ掛かるので、どんどん次を出すというわけにもなかなかいきません。今回のアルバムは3年間の配信予定で、コストは13,000円強でした。
これをストリーミング再生の印税で回収すると考えると……ざっくり5万再生以上は必要です。
もしも黒字化したら、すぐ次に投資するのですが……。
厳しいかなあ。
経過については、こちらでちょくちょく報告しようと思っていますので!

今までに作った小説PV用や作中曲のサウンドトラックをまとめたアルバムも、昨年から作る予定になっていました。ダミー的なものですが、こんなジャケットも作っていたのですよ(笑
Jacket_STrack

二、三、歌い直したい曲もあり、時間があれば取り組みたいものの一つです。

日本語のポップソング・アルバムも作りたいですね。
もちろん、変な曲ばかりになると思いますが。

それからもう一つ、竹中越前守樫家氏とのコラボ企画が進行中です。こちらはヴォーカルトラックの録音を昨年終え、竹中氏が鋭意調理中です。
いつ頃のリリースになるかはまだ全然見えない状況ですが、ちょっと面白い曲ですので、耳を尖らせてお待ちください!


そんなこんなで、つらつらと書いて参りました。

今年は高すぎる目標を立てず、【予定】という位置づけにて書いてみました。
さて、どこまで予定通りに進めますやら────

では、お楽しみに!!

オルタニア、どうなってルナ?

さて、電書界の我らがアイドル電書ちゃんが編集長を務める『にごたな』が発刊されて、三週間ほどが経ちました。

知っている人は知っている、『にごたな』は『SF雑誌オルタニア』の別冊であり、“オルタニア2.5号”という位置づけでもあります。3号、といえば、そうですね。はい。
では僕が編集長を務めている3号はいったい、どんな進捗なんでしょうか?

まあ、

こんなで、

こんなです。

えーっとですね……

レギュラー陣の原稿待ちはあと一本。提出された分は、順調に校正が進んでいます。
ゲストさんお二人めの原稿は、本日ようやく揃う予定です(まだですが!)。

表紙は前進しましたよ。
またもビルを少々建て直し、宇宙船(『変身』の文字は宇宙船なんですよ!)にもちょこっと手を入れて、レンダリングし直しました。レンダリング時間はうん時間です……(涙。
いつまでもやっていても終わらないので、そろそろケリを付けようかなあという今日この頃です。

最新版はこちら!

ゲストさん作品のタイトルがカッコいいですねえ。イラスト特集っていうのもすごく気になるじゃあありませんか。
レギュラー陣の作品タイトルもそそりますっ!

ね、ワクワクして来ましたでしょ?

そうです。表紙画像を見てわかるとおり、今回は伊藤なむあひさんの『リロ』は休載です。
楽しみにしていたファンの皆さま、ごめんなさい。

え、作品が少ないように感じる。ですって?
そうなんです。ちょっと少なく見えますよね。でも、その裏にはとんっでもない秘密があるのです。
そりゃあもう、みんなビックリ仰天ですから(小声で)。

その秘密は、買ってのお楽しみ、ということになりますが──。

で、気になる肝心の発売日は3月45日くらいを予定しています。

え、3月45日ですよ、何度も言わせないでください。
ありましたよね、3月はそのくらいまで。。

ってことで、今夜はここまで!

シンチョク─1206/『希望の夜、絶望の朝』

今年はあと2冊出版する予定で進んでいた(はずな)のだけれど、ようやくその内の1冊をAmazonさんに提出しました。
新ジャンル(!?)SF叙事詩の『希望の夜、絶望の朝』です。

もう1冊のCG画集はどうかな……前回の進捗報告から、正直ほとんど進んでいないのですよね。うーむ。

で、SF叙事詩『希望の夜、絶望の朝』ですが、この淡波ログご愛読者のあなたならもうご存知の、『ティプトン』を改題した作品ですよね、はい。
僕にしては珍しく、出版前にかなり手を入れました。もちろん、これを書いたティプトン・スティーブンスの気持ちで、少しでも彼の心情に、彼が抱いたイメージに近づけるように、という推敲ですが。

予約販売用に登録し、発売日は12/12(月)予定としました。
すぐに出版しても良いのですが、予約販売にすれば通常販売より少しは露出時間が長くなるかな、というのと、もしも予約されれば、発売時にランキング反映されるから、同じ冊数が売れても少しだけ目立ちやすくなるかもしれない。という欲があります。
いや、きっとこの本ばっかりはそういう効果なんかまったく期待出来ないのでしょうが。
何しろ、誰も読む人のいなさそうな「SF叙事詩」というジャンル。しかも『ケプラーズ5213』のサイドストーリー(しかもしかもストーリーはない)ですからねえ。ケプラーズの世界を大好きになってくれたひとにとっては、きっと読んで面白い(暗い詩ばかりですが)でしょうけれど、未読のひとには「??」ですよね。

いえいえ、でもね、実はそんなこともないのですよ。
ケプラーズ未読のひとが読んでも、きっと何か感じることがあると思うのです。

生まれる前からずっと漆黒の宇宙を航行し続ける巨大宇宙船、ティオセノス号。
 閉ざされた世界の中で、目的地である植民星「ケプラー186f」が本当に存在するのか、果たしてティオセノス号は本当にその惑星に辿り着くことが出来るのか。船内で生活する人々はずっと、不安と疑問の中で生きています。
 本作の著者ティプトン・スティーブンスもまた、ティオセノス号で生まれ、巨大な宇宙船の中の世界以外はまったく知りません。書物から得たわずかな知識と想像力だけが、彼の未来を告げてくれるのです。
ティプトンは日々悩み、苦しみ、想像し、恨み、諦め、そして生きています。

この状況、何かと似ているとは思いませんか?

そう、今の世界ですよね。似ています。

僕はティプトンの目でティオセノス号の中の狭い狭い世界を見ながら、一般庶民には隠されている様々なことを想像しながら、過去や未来を想像しながら、僕らの生きているこの世界との類似性を強く感じていました。何もかもが全然違うのに、ひどく似ているのです。

だから、強い閉塞感を持たずにはいられないこの時代を暮らす誰もがきっと、ティプトンと相似形の悩みを、苦しみを、孤独を、感じているのではないかと思うのです。

僕と、同じように。

CG画集を作っているのですが……

とはいえ、まだいまひとつゴールが見えていない状況で。
どんどん画像を作成したはいいものの、Amazonの「絵本・コミック」などを出版するときのやりかたでやるのだろうと思っていた程度で、実際出版用にどんなデータを用意すればいいのかも分かっていない状況なのですよね。
今までは文字ベース(+挿し絵程度)のものしか出版したことがないので。

文字ベースではないKindle本を作成するツールとしては、
「Kindle Textbook Creator」
「Kindle Kids’ Book Creator」
「Kindle Comic Creator」
という3種類のツールが用意されているらしいのですが、どうやらいずれもPDFをベースにして編集するもののよう。

Textbook〜は文字通り教科書用のツールで、音やビデオなどもKindleアプリ内で再生出来ると書いてあります。でも、iOSは対象外。それはないよなあ。まあ、そんなリッチな本を作るつもりもないのでパス。
Comic〜は全面画像の本が対象のようなので、Kids’ Book Creatorをまずダウンロードしてみました。

Kids’ Book Creatorをインストールして起動すると、日本語表示で「新しい児童書を作成」などと書かれています。
画面デザインもかわいくて、なかなかいい感じです。

かわいらしい起動画面
かわいらしい起動画面

ほう、日本語で出来るんだ! と思って、初期画面に出ている説明を読み進めます。
じゃあ早速作ってみようと思って、わくわくしながら次のページへ。

言語の選択肢に……
あれれ、言語の選択肢に……

日本語がないんです。
これ、全面画像の本なら良いのでしょうが、そういうわけにもいきませんよね……。

また、Kids’ Bookは、画面をタップするとポップアップ・テキストを出せるのが特長のようです。
日本語が出せるのかどうか調べてはいませんが、まあそれも、今回は必要なさそう。

ここで、振り出しに戻ります。

CGさえ出来てしまえば楽勝! と思っていたのですが、まあ何ともぐだぐだな感じです。

PDFベースなら、まずはワープロ上でレイアウトして、書き出せばいいんだよな、と思ってMacの標準ワープロであるPagesを開いて、そこで自分の動きが止まりました。
そもそも、執筆にはエディタHagoromoを使っているし、Pagesを使ったことがない!
基本操作もままならないわけで……笑。

本作りは置いておいて、取りあえずCGの完成度を上げる方向に気持ちをシフトさせていった僕なのでした。

さて、どうなることやら……

続く!