《様々なかっこ》

(括弧)全角半角、「カギ括弧」『二重カギ括弧』〈アングル括弧〉《二重アングル括弧》<これは括弧ではないけど強いて言えば括弧>【黒レンチキュラー括弧】〔甲羅括弧〕[四角括弧]{カーリー括弧}などなど……。

括弧にはいろいろあるよね。

あ、名称は適当だ。変換の時に出た英字の説明を、勝手に訳しただけだから、さ。
で、さて、それぞれの用途はどんなだろう?
(もちろん、ちゃんと調べてはいない。正解が分かっていたらいろいろ考えるのがつまらなくなっちゃうから!)

普通の括弧とカギ括弧は説明不要だよね。
『二重カギ括弧』も、用途はだいたい決まっている。
1.『特別な固有名詞・本や歌のタイトル』など、タイトルっぽいもの
2.『引用したセリフ』

最近僕が多用しているのが、これ。
《二重アングル括弧》
基本的には、目を留めてもらいたい固有名詞、地の文とは区別したい固有名詞に使っている。こういった言葉に『二重カギ括弧』を使う人もいるけど、どうもしっくり来ないんだな。
で、《これ》。言葉の浮き上がり方とか、括弧のフォルム自体も好きだな。

<これは括弧ではないけど強いて言えば括弧>【黒レンチキュラー括弧】
この二つに関しては、項目立てとか記事タイトルが多いのかな?
前者の<>は《大なり小なり記号》であって括弧ではないから、縦書きには対応できない。これは注意点。
半角の<>とも言える<>は縦書きでも出るけど、これは電子書籍を作る人はあまり使わない方が良い。

だってこれはHTMLやXMLなどのマークアップ言語で使うタグを囲む記号だからね。
もちろん、<>を本文中に使うためのテクニックもあるけど、間違いやすいから詳しいひとや特別な場合以外は避けるべきかな。なにしろ、文章をEPUB化するときにエラーの温床になってしまう可能性が大きいから。

〔甲羅括弧〕[四角括弧]{カーリー括弧}
これらは小説ではあまり使わないかな?
英文で使われることが多いこれらの括弧には、どちらかというと理系のイメージがある。だから、生物の分類だとか学術的な表記に使うとイメージが合うよね。
あとは用語の解説とか、注意書きとか、かな。

最後に、半角と全角の注意を書いておこうかな。
(別に改めて書くようなことでもないけど)

日本語と英語ではベースライン(=文字の下端と考える位置)が異なるから、日本語の文章に半角の括弧を使うと美しくない。アルファベットは日本語で考えたときの文字の下端を突き出た文字があるのだから。

(alphabet):文字と括弧、いずれも半角。pはベースラインを突き出している。文字と括弧のバランスが良い。
(アルファベット):半角括弧に全角日本語。括弧が下がって見える。
(アルファベット):いずれも全角。文字と括弧のバランスが良い。
※もちろん、書体によってもバランスは変わる。この例だと、え? 変じゃないよ、って思う人がいるかもしれないけど……。

これはあくまでも私見だけど、皆さんはどうやって使ってる?

では、この記事がいつか誰かの役に立ちますように!

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