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BLENDER-99-42/Editモードに突入せよ! その5

【Blender-99 絶対に挫折しない3DCG入門 -42
Editモードに突入せよ! その5】

前々回の「面を張る」、前回の「面を切る」に引き続き……と言えば、そう、
今回のテーマは……分かりませんよねえ。

じゃん。

【今回の学び】
・Editモードに突入せよ! その5
「面を分割する!」

分割する?
「その2」のループカットでやったじゃん、と思ったあなた、さすがの記憶力です。
でもBlenderには、もっといろいろな〈面の分割方法〉があります。

今回は、それを学びます。
簡単ですよ!

とその前に!

今回から、とうとう正式にリリースされたバージョン2.79にて行なうこととします。
今度のアップデートはかなり大きなもので、機能的にかなりの向上が見られるようです。
早めに慣れて、素晴らしい新機能の数々を自分のものにしようじゃないですか!
(ただし、そこまで深く掘り下げられるかはまだ不明……)
そうそう、ここでちょっとしたTipsコツを。 画面右側中央よりちょっと下にある「Copy Previous Settings」をクリックすると、これまでに使っていたバージョンの初期設定ファイルがそのまま引き継がれます。そうすれば、いちいち左クリック設定などをやり直す必要がありません。
そうそう、ここでちょっとしたTipsコツを。
画面右側中央よりちょっと下にある「Copy Previous Settings」をクリックすると、これまでに使っていたバージョンの初期設定ファイルがそのまま引き継がれます。そうすれば、いちいち左クリック設定などをやり直す必要がありません。

 

では、Blenderを起動して、キューブが選択されている(オレンジ色の枠で囲まれている)ことを確認したら、エディットモードに突入しましょう。Tabキーですよね。

分割するためのショートカットキーは「W」です。
押すと、こんなメニューが出ます。下はもっとたくさんの項目が出ていますが、今回使用するのは上の2つです。

(メニュー全体としては「スペシャル・メニュー」というもので、分割だけをするためのものではありません)

42_01

さっそくWを押しましょう。

 

左側のツールパネル下半分を見ると、設定がたくさんあります(ツールパネルがでていない場合は、Tキーを押しましょう)。
ひとつずつ見て行きます。

42_03

最初の動画で触ったのは、「Subdivide」の中の2つです。
「Number of Cuts」は読んで字のごとく、カットする数(=新たに加わるエッジの数)です。
「Smoothness」は、滑らかさですね。動画では、これを増やした時、面に丸みが加わっています。最大値である1にすると、キューブが球体スフィアになりましたね!

キューブから簡単にスフィアが出来てしまうなんて、面白いですねえ。
この「Number of Cuts」ですが、最大値は10です。これ以上は一度に分割出来ません。
もっと細かくしたい場合は、そのまま再度Wキーを押します。
そこでまた「Smoothness」を増やすと、曲面がさらに滑らかになります。

 

こんな感じですね。
あんまり分割数を増やすとポリゴンが増え過ぎてパソコンの動作が重くなりますので、ここでは2回の分割に留めています。最後にツールパネルの上半分にある「Tools」内で、Shadingに「Smooth」をかけて、フェイス同士の境界をスムージングしています。
これで、角のないほぼ完全な球体に見えますね。
動画では「Smooth」にするためのボタンがちょっと画面の外に出ていたので、キャプチャをしておきましょう。

もちろん、これは説明のため〈必要以上に〉細かく分割しているだけで、通常はこんなに細かくすることはあまりありません。

単に球体スフィアを作りたければ、スフィアのプリミティブを使えば良いですし、「Subdivision Surface」のモディファイアを使って分割すれば、いつでも分割数を変更出来ます。

次です。少々飛ばして、下の3つに注目します。
(キューブ全体に操作を行なう場合、こちらの2つは何の影響もありませんので)

(こちらは、Subdivisionの最後に学びます)
(こちらは、Subdivideの最後に学びます)

下の3つ、「Fractal」「Along Normal」「Random Seed」は、相互に関連しています。
次の動画で見てみましょう。


 

どうでしょう、なんとなく雰囲気が分かりましたか?

Fractalフラクタル」:これは、三次元上のフラクタルノイズを元にして頂点を変形する機能です。つまり、ランダムめちゃくちゃな方向に各頂点を移動してくれます。
これの値が大きいと、ランダムめちゃくちゃさが増して、次第に形状がカオスに……。

Along Normal法線に沿う」:「Fractal」で変形する時に、単にランダムではなく、法線の、つまり頂点の向きに対して垂直方向(これを〈法線方向〉と言います)へと移動します。そのため、Fractalの値をかなり増やしても、頂点が面を突き抜けたり形状が破綻することが少なくなります(ただし、マイナス方向(内側)にも移動するので、変形が大きくなれば面を突き抜ける場合も出てきます)

Random Seed乱数を変更」:Fractalのノイズを発生させている乱数を変更します。これを変更すると変形の元になっている乱数が変わるので、思わぬ形にどんどん変形します。

分かりにくかったでしょうか……。

後は、ご自分でいろいろと試すことで体感してくださいね。

では、先ほど飛ばした2つに戻りましょう。

まずは「Quad/Tri Mode」からです。
こちらはチェックボックスになっているので、オンかオフかの切り替えトグルになります。
QuadというのはQuadrangle、つまり四角形です。
TriはTriangle、三角形ですね。

動画をどうぞ。


 

面の編集モードで一面だけを選択しています。
面を分割することによって、Triモードでは選択していない面にも影響が出ています。
選択していないけれどエッジが分割されることによって影響の出た面に於いて、〈Quadモードの場合は多角形を許容〉し、〈Triモードの場合は強制的に面を三角形に〉なります。
本来はQuadとは四角形なので、エッジが分割されることによって頂点が5つ存在することを許容しないはずですが、全ての面を四角形に保つためには分割していないエッジまで分割しなければならないため、そこは五角形でも良しとする仕様になっているのでしょう……。ちょっと分かりにくいですが。

頂点編集モードに切り替えるとよく分かります。残された面は、頂点を5つ持つ五角形になっていますが、これは許容するという仕様。
頂点編集モードに切り替えるとよく分かります。残された面は、頂点を5つ持つ五角形になっていますが、これは許容するという仕様。

2つ以上の面を同時に選択して分割するとどうなるでしょう?
順に試してみます。


 

2つの面を選択して分割。
「Quad/Tri Mode」を切り替えると、分割の影響を受ける部分が変化します。
ついでに、「Quad Corner Type」もいじってみます。

Tri Modeチェックありのときに「Fan」にすると、面が扇型に分割されます。もちろん、頂点同士をつないだ時に扇型になりうる・・・・・・・場所だけですが。

「Path」の場合は、分割された頂点が通り道パスになるような面が作られます。

この部分です。斜めの帯状に分割したい場合にとても便利です。
この部分です。斜めの帯状に分割したい場合に便利そうです。


こんなふうに。
 

Quad Corner Typeの選択肢は4つ
Quad Corner Typeの選択肢は4つ

順番に選んでみます。


 

この例では「Path」と「Straight Cut」の結果が似ていますが、本数が違いますね。
Inner Vert内部 頂点」では、分割されたエッジが更に中点で分割されています。
それぞれの特徴を生かしてモデリングに使えるようになりたいものです。

面ではなく、エッジや頂点を部分的に選択した場合にどのように分割されるか、やってみます。


 

頂点2つの選択だと、1エッジを選択した状態です。
Quadモードだと頂点が真ん中に入るだけで、面への影響はありません。分割数を増やしても同じです。
Triモードだとその頂点を内包する面が三角形に分割されます。分割数を増やすと、面もそれに応じて分割されます。

頂点3つを選択します。エッジ2本を選択した状態と同じです。


 

想像した通りでしたか?

今度は頂点4つを選択してみます。面の選択と同じになってはつまらないので、面にならない形での選択です。


 

「Quad Corner Type」を変えることで、かなり形に変化が出て面白いですね!

他にもいろいろな選択と変形のバリエーションがあると思いますので、ぜひご自分で試してみてください。

すっかり長くなってしまいましたが、本日の2メニューめです。
「Subdivide Smooth」。

やってみます。


 

おおっと、これは!?

そうですね。
実はこれ、SubdivideのSmoothnessを上げた状態と同じです。
設定メニューも全く同じですので、〈ちょっと省力化〉のために別機能として設けた、という感じなのでしょうか。

今回はちょっと長くなりそうで心配しましたが、2つ目があっという間に終わってしまいひと安心です(笑。

では最後に、おまけをどうぞー。
もう、何を作るかお分かりですね──。

【誰でも簡単に作れるにんにくの群れ!】
(一部、次回に学ぶ操作方法を含みます。途中で分からなくなったら、次回の記事を待ちましょう……悪しからず!)


考えながら作ったので、ちょっと迷いや失敗も見えますが……。

シェーダーの設定もしてある「.blendファイル」をこちらからプレゼントしますね!
(最終的なシーンでは少々ポリゴン数が増えていますので、敢えてArray等の表示をオフにしています。これなら非力なPCでもクラッシュすることはないと思います・・・・ので)


さて、今回もお楽しみいただけましたでしょうか?

【今回の学び】
・Editモードに突入せよ! その5
「面を分割する!」
【次回の学び】
・Editモードに突入せよ! その6
「自在に選択する!」

では、次回もお楽しみに!

Happy Blending, friends !!

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