ほら、こんこんなにお洒落な花瓶(ふうの何か)が出来ました!

BLENDER-99-39/Editモードに突入せよ! その2

先週は突然休載としてしまいまして、誠に申し訳ございませんでした。

どうして休載になってしまったのか、その間に淡波のやつは何をやっていたのか。
気になりますよね、多いに気になりますよね。

じゃん。
こちらです(にっこり)。

というわけで、Blenderを使ったプロモーションビデオPVを作っていたわけでございます。
こちら、正味たったの十数時間で制作したのですが、何千フレームとある動画作品をそんなに短時間で作れるものでしょうか?
3DCG部分のフレームを数えてみたら、4,317フレームありました。単純に1フレームのレンダリング時間が1分と仮定すると、それだけで72時間になります。

はい、種明かしです。
実はこの作品、通常のレンダリングを行なわず、全てプレビュー画面のレンダリングで済ませています。そのため、画面上にリアルタイムで見えている状態とまったく同じ画像が、タイムラグなしで書き出せるのです。


 
この画面の右下にあるカチンコのアイコンが、プレビュー画面をそのままレンダリングするためのボタンです。「マテリアル・プレビュー」の表示そのままで動いていることが分かります。

少々宣伝となりましたが、このBlender-99をずっと学んでいくと、こんな動画も作れるようになる(かもしれない)ということですので、ますます勉強に身が入りますねっ!

では、ここらで寄り道は終え、本編に入りましょう。

【Blender-99 絶対に挫折しない3DCG入門 -39
Editモードに突入せよ! その2】

して、今回のお題は──

【今回の学び】
・Editモードに突入せよ! その2
「Inset(インセット)機能」
「LoopCut(ループカット)機能」

インセット、あまり聞いたことのない言葉ですね。さて、何でしょう?
インは中とか内部ですよね。
つまり、〈内部にセットする〉。です。

まずはいつものようにBlenderを起動して、キューブを表示させます。
エディットモードに入ってインセット機能を使った動画をどうぞ。


 
インセットはポリゴンの面の内側に、縮小した面を作る機能です。
前回は押し出し機能を用いて二手間かけて行なった動作を、これなら一度で出来るようになります。

手順です。
・Tabキーを押してエディットモードに入ります
・フェイスのモードに変更し、面を選択します
・Iのキーを押すと、インセット機能が働きます
・何も押さずにマウスを動かすと……新たな面が内側に作られました!

簡単ですね!

動画では、2つの面を同時に選択した場合の面の作られ方も見られます。
では、ぐるりと一周選択した場合はどうなるでしょう?

いろんな面の選択を試してみました。
もちろん、面をぐるりと一周選択したいときは「altキーを押しながらエッジをクリック」だということは覚えていますよね。

くっついた面を選択してIを押すと全体の輪郭線に則って面が内側に作られ、離れた面を選択すると、個々の面の内側に新たな面が作られます。

次に、Ctrlキーを押しながらIキーを押すとどうなるでしょうか?
これまでの操作と同様に、グリッドでかちっとスナップされるでしょうか?

動画です。

どうでしょう。思った動作と違いましたね。
このインセット操作の際にCtrlキーを押すと、グリッドスナップではなく、〈新に作られつつある面が、その面の方向に移動する〉機能が働くようです。
(Ctrlキーを押した状態は画面ではわからないのですが……)
これ、押し出しの際にやっていたことを更に省力化出来る感じの操作ですね。

覚えておくと、この先なかなか役に立ちそうです!

さて、1つ前の動画で、ぐるりと選択して次々とインセットしていました。
これ、便利だなあと思うのですが、実はもっとずっと簡単に行なえます。
それが、インセットに続き、本日学ぶ基本の編集操作である「Loop Cut(ループカット)」です。

一気に動画でどうぞ。

今回はちゃんとCtrlキーを押したことが表示されていますね。これなら分かりやすいです。
が、中ホイールの操作は表示されていませんので、説明が必要ですね。

手順です。
・エディットモードに入る。
「頂点」「エッジ」「面」いずれになっていても動作は変わりません。
・「Ctrlキーを押しながらRキー」を押します。
・現在のマウス位置にある辺を分割するように、ぐるりとエッジが生成されます。
・中ホイールを回します。回す方向によって、分割数が増減します。
・分割数が決まったら、左クリックで確定します。
・分割数の確定後は、位置を調整出来るようになっています。
ボタンを押さずにマウスを動かすと、分割エッジの両端の外側に残った余白の範囲で分割エッジ全体を動かせます。
(分割が一回の時は、端から端まで動かせます)
・左クリックで確定します(もちろん、左クリック標準の設定時)。
・センター揃えの均等分割にしたい場合は、右クリックで位置調整をキャンセル出来ます。

基本的な操作についてはこれでいいのですが、実はこのループカット、相当奥が深いのです。

画面下に、現在の操作内容に関する説明が表示されています。
画面下に、現在の操作内容に関する説明が表示されています。

訳すと、こんなことになります。
「カットするためのエッジの輪を選択し、マウスホイールもしくはページアップ/ダウンボタンでカットする数を決め、スムージングするにはAltキーを押したままで」

ん?
スムージングって?

やってみます。

残念ながら動作途中は形状の変化が現れませんが、ホイールを回転させることで数字が増減しているのが分かると思います。
クリックで確定すると、通常と同じようにカットした位置を調整出来るようになります。動画の最後の方は、さらにCtrlキーを押して動きをスナップさせています。

もちろん、カットの数も増やせます。
いろいろなバリエーションを試してみます。

Altキーを押しながら、マイナス方向にホイールを動かしています。
「2」にすると頂点が突き抜けてしまうようですが、位置調整をすると大きさも変化します。
このあたりはきっと数学的なルールがあるのでしょうが、そこは(僕には)分かりません。いろいろとやってみて、感覚をつかんでくださいね。

カットの数を増やすとこんな感じ。

面白いですね。
この機能だけでいろいろ遊べそうです。

でも、まだこれで終わりではないのです。
動作時、画面下に他にも表示があったことに気が付きましたか?

これです!
これです!

この機能を試すには、少しだけ準備が必要です。
分割したいエッジの長さが均等でない時に有効な機能なので、いったん分割したエッジにある頂点を、上方に移動しました。


こんな風に。

では、どんな機能なのか見ていきます。
(次の動画には、説明文も入れました)

一番最後に行なったClampの解除機能ですが、重なってしまった面を拡大縮小したりすれば、不具合が解消されることもあります。
下の図のように、他の場所に比べて明らかに暗い色になっている面は、引っ繰り返って裏面になっています。レンダリング計算を行なって画像にする際、不具合の出ないこともありますが、基本的には裏返った面は避けるべきです。
他のモディファイアを乗せたり、新たな編集を加える際に、どんな不具合が起こるか分かりませんので。

他のところより明らかに少し暗くなっているのが、裏返った面です。じわじわ見えているのは、表裏の面が重なっているところです。
他のところより明らかに少し暗くなっているのが、裏返った面です。じわじわ見えているのは、表裏の面が重なっているところです。

 

ちょっと編集して、おかしなところを直してみました。

裏返りや面の重なりがなくなりましたね。

ここにちょっとまた手を入れて、Subdivisionモディファイアをかけると……

ほら、こんこんなにお洒落な花瓶(ふうの何か)が出来ました!
ほら、こんこんなにお洒落な花瓶(ふうの何か)が出来ました!

 

いかがですか?
今回も楽しみながら、新しい機能や使い方を覚えることが出来ましたでしょうか。

そろそろ、お終いのお時間になってしまったようです。
ここまで覚えればかなりいろいろな物を作れるようになったはずですので、是非、ご自分で試してみてくださいね!

【今回の学び】
・Editモードに突入せよ! その2
「Inset(インセット)機能」
「LoopCut(ループカット)機能」
【次回の学び】
・Editモードに突入せよ! その3
「面を張る!」

では、次回もお楽しみに!

Happy Blending, friends !!

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