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BLENDER-99-30/Cyclesマテリアルの基本9

無事ひとりの落後者も出さず(たぶん)、Cyclesマテリアルの基本も最後の回を迎えました。
いろんな質感が簡単に表現できて楽しいですねえ。
早く思い通りの形を作れるようになりたいと、そろそろ思い始めていますよね?

今回は、さっくりといきます。
「質感を合成するために用いるシェーダー」の数は多くありません。機能も限定的です。

さあ、始めましょうか!

【Blender-99 絶対に挫折しない3DCG入門 -30 Cyclesマテリアルの基本-9】

【今回の学び】

・質感を合成するために用いるシェーダー

あの図をもう一度見てみましょう。《質感を合成するために用いるもの》です。

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「Add Shader(=加算)」と「Mix Shader(=ミックス)」の2種類だけですね。

見慣れたシーンで比較してみます。

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同じDiffuseシェーダーにGlossyシェーダーを足すマテリアルです。一方はMixシェーダーで合わせ、もう一方はAddシェーダーで足し合わせています。比べると、Mixシェーダーで合わせた場合の方が暗くなります。

MixとAdd、それぞれのシェーダーノードを見比べると、Mixシェーダーには「Fac」の設定があります。これ、覚えていますか?

そう、2つのシェーダーを混ぜる度合いです。ここの値を0から1まで0.2刻みで変化させたのが、下の図です。0の時は、青いDiffuseシェーダーのみの見え方。1の時は、白いGlossyシェーダーのみの見え方になります。1の時にも少々青く見えるのはDiffuseシェーダーのせいではなく、空の色が映っているからです。

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Diffuseカラーを赤く変えてみても、MixのFac値が1の場合は下のスロットに接続されているGlossyの割合が100%になっています。そのためDiffuseカラーの影響はまったくありません。

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Addシェーダーのほうはどうかというと、Mixシェーダーに比べてかなり明るい感じになります。これは、色の明るい成分だけを加える合成方法になっているからです。光は、その上に光を加えるとより明るくなる性質を持っていますので。

AddシェーダーでGlossyシェーダーを重ねた場合、Diffuseシェーダーだけの時より明るい感じになります。
AddシェーダーでGlossyシェーダーを重ねた場合、Diffuseシェーダーだけの時より明るい感じになります。

 

一番よく使われると思うのが、ここまで述べたDiffuseシェーダーとGlossyシェーダーを重ねる使い方かと思います。

他にも色々なシェーダーをミックスして様々な質感を表現することが出来ます。基本的な各シェーダーの性質についてはじっくりと学んできましたので、ぜひご自分で試してみてください。

少々短いですが、最後に短い動画をひとつ。何の質感も設定していない状態からMixシェーダーを当て、Inputにフレネルを設定し、やっぱりやめてFacを調整する様子です。

念のため、本日の学びで用いたBlenderシーンファイルをこちらに置いておきます。ご自由に(自己責任で)ご利用下さいね。

さ、次回からはいよいよモデリングに戻りますよ。

請うご期待!

【本日の学び】

・質感を合成するために用いるシェーダー
・Mix(ミックス)
・Add(加算)
【次回の学び】

・キューブに任せろ! その7

今回も、お楽しみいただけましたでしょうか?
それでは、ぜひまた次回もお越しくださいね!

Happy Blending!!

「BLENDER-99-30/Cyclesマテリアルの基本9」への3件のフィードバック

  1. ガラスのマテリアルが光源の光を通さないのですが、
    設定方法を教えて頂きたいです。私としてはガラスを通った光が拡散して夕陽が部屋を照らすのが作りたいです。
    ちなみにオブジェクトからみて光源が光っていることは確認できます。

    1. 残念ながら、イズミソウさんが実現したい「ガラス越しの光」で照らすというのは、CGの表現の中でも最も高度かつレンダリング時間が膨大にかかる処理の1つで、屈折コースティクス(集光)という計算が必要になります。
      光源の放つ光をガラスが集め、そのガラスが更に発光するという内部処理になります。そのため、膨大な光源を取り扱うことになり、現実と同じような表現を望むのは難しいです。
      Cyclesも近年はある程度対応が進んでいますが、まだまだ実用ベースではないのが実情です。
      下記、ガラスのスザンヌを太陽が照らした画像です。時間を掛ければ光を透過させられますが、部屋をきれいに照らし出すところまではほぼ不可能かと思います。
      コースティクス

      1. ありがとうございます。他の方法を考えてみます。
        毎回楽しみに記事を読ませていただいております。今後も応援しています。

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