ダウンロードリンクがいっぱい!

BLENDER-99-05/インストールから始めよう!

毎度です。

これまでは実際のBlenderには触らず、3DCGの基本概念のいくつかに触れてみました。
第1回は座標系
第2回は単位系
第3回はポリゴン
第4回はプリミティブ
でしたね。

もっとこのお話を続けることも出来るのですが、一ヶ月が経過して、そろそろ手を動かしたくなってきたのではないでしょうか?
あまりもったいぶっても飽きてしまいますので、今回から実際の作業に少しずつ入っていきましょう。
今後はコラム的な位置づけで、CGに関するいろいろな考え方などを差し込んでいきたいと思います。

【Blender-99 絶対に挫折しない3DCG入門 -05 インストールから始めよう!】

まずは大前提。「インストール」という言葉、ご存知ですよね?
え、知らない?

では、簡単に説明を。
(結局話が長い!)

パソコンで新しいソフトを使えるようにするためには、インストールという作業が必要になることがあります。
なることがある、と書いたのは、不要な場合もあるからです。

パソコンのソフトは、多くの場合、たった一つのファイルではありません。一つのファイルに見えても、その中には大量のファイル(データ)が格納されて、それぞれの役割を果たしています。

インストール済みのBlenderフォルダを、ちょっと見てみましょう。

Blenderフォルダの中身
MacOS版Blenderフォルダの中身

 

この中で、Blender.appというものが、Blenderの本体、つまりアプリケーション・ソフト(いわゆる「ソフト」)です。
「なんだ、じゃあ一つじゃん」
と思いますよね?
でも違うんです。この「app」というソフトのファイルは、MacOSが一つのファイルとしてまとめて見せているだけで、実はフォルダなんですね。
そのだまくらかしを取っ払って、中身を覗いてみます。

数え切れないほどのファイルが入っています!
数え切れないほどのファイルが入っています! (こんなこと、知らなくて良いんですよ、全然)

 

階層をたどっていくと、それぞれのフォルダの中に多数のファイルが入っています。
これが相互に協力しあうことで、Blenderという一つのソフトの機能を作っているのです。すごいですねー。

「インストール」に話を戻しましょう。

パソコンというものは、多種多様な機能を司る「小さなソフト」の集まりで出来ています。
似たようなことをさせたい場合、共通して使われる「小さなソフト」も多数あります。
Aというソフトで必要な機能がBというソフトでも使える場合、その「小さなソフト」は共通化できます。同じものは要りませんので、一緒に使えば良いわけです。

図示してみます。

ソフトは機能群のかたまり。独自の要素や共通の要素があります。
ソフトは機能群のかたまり。独自の要素や共通の要素があります。
(ちなみに、この図版はBlenderで作ったのですよ!)

 
そこで、インストールです。

インストールの必要なソフトの多くは、インストールの際にこの「小さなソフト」を自動的にパソコン内の各所に振り分けて格納してくれます。
OSの機能に近いものや、ネットワーク関連のもの、セキュリティ上で必要なもの、画面描画に関わるものなど、一本のソフトに必要な機能は様々です。それを必要に応じて配置してくれるのがインストールの大きな役割、というわけです。
これからインストールしようとしている「小さなソフト」と同じものの新しいバージョンが、既にパソコン内に存在していることもあります。インストーラーは、そんなとき、それを省いてインストールしてくれます。自分でそれらを一つ一つ比較してインストールするかどうかを決めるのは、とっても大変!

便利ですね、インストーラーって。

でも逆に、インストールを必要としないソフトもあります。
そういう種類のソフトは、ファイルをパソコンの中にコピーするだけで使えるようになります。
一つのソフトの中に、必要な機能を全て内包している場合がそうです。パソコンの中のあちこちにアクセスしないので、ソフトが要らなくなったときに削除するのも簡単です。他のソフトに影響を及ぼすことがありませんから。
インストールを必要としないのは比較的小さな単機能のソフトが多いのですが、Blenderはインストールを必要としないソフトにかなり近い振る舞いをします。
Blenderという一つの塊の中に、必要なものが全部含まれているからなのです。

拡張機能を司るPythonというプログラムも、Blenderの中に丸々取り込んだものがインストールされます。だから、「Blenderを使うためにはまずこの機能拡張を入れなければならない」ということもありません
インストールを実行すれば、それだけで使えるようになります。

僕はパソコンやOSについて詳しくはないので確証はないのですが、Blenderは、OSの深いところとやり取りをする回数が他のCGソフトよりもしかしたら少ないのかもしれないな、と思っています。
だから安定性が高く、突然ソフトが落ちてしまったり固まってしまったりすることが少ないのではないかと。
もちろん、メモリオーバーなどの無理をさせればたちまち落ちますけどね。

では、Blenderのサイトに行ってみましょう。
https://www.blender.org/
こちらです。

すごいですねー、かっちょいいですねー。
お時間のあるときに、あちこち見て回ってくださいね。期待が膨らみまくります。
(あ、既に知っているかたが大半でしたか……)

次に、ダウンロードのページです。
https://www.blender.org/download/
こちらです。

ダウンロードリンクがいっぱい!
ダウンロードリンクがいっぱい!

 

2016年12月現在の最新バージョンは、2.78aです。
aがついているのは、最新版の2.78に対して更にバグ修正などを施した安定版という意味です。
と思います……。
機能も少し追加されているようですし、迷わず最新版を使いましょう。

 

パソコンの性能が大きく劣っている場合には、古いバージョンを入れるという裏技もあります。こちらに日付とバージョンが並列されたダウンロードページがありますので、ご自分のパソコンが発売された頃のバージョンなら、機能と性能のバランスが良いかもしれません。
もちろん、古いものはそれだけ機能が少ないですし、仕上がりの画像品質が落ちることもあります。
チュートリアルやマニュアルが既に存在しないこともありますので、「自己責任で」とはなりますが、バージョン2.6以降であれば基本的な機能に大きくは変わりませんし、それほど見劣りはしないと個人的には思います。

 

さて、困りましたね。
デザインがとても美しいBlenderのダウンロードページですが、色々あり過ぎてどれをダウンロードすれば良いのか分かりません!
(分かるひとは読み飛ばしましょう)

これ、バージョン違いではなく、全部同じものです。
違いは、OSとダウンロードサイト。

ご自分がお使いのパソコンのOS、ご存知ですよね?

WindowsはVista以降に対応。Macは10.6(Snow Leopard)以降で、64bit版のみです(MacOSは、2.71まで32bit版があります)。
Linuxは……Linuxをお使いの方がここで悩むことはないでしょうから、説明不要ですね。

Windowsの選択肢がいちばん多くなっていますが、まずはご自分がお使いのOSが32bitOSなのか、64bitOSなのかで分かれます。64bitの方が相対的に処理性能は高いですが、古いパソコンだとメモリ容量など無理があったりします。
どちらかを勝手に選んで良いのではなく、OSのbit数に合ったBlenderのダウンロードリンクを選んでくださいね。分からなければGoogle先生に聞いてみましょう。

次です。
ダウンロード出来るファイルには、インストーラー版とZip版があります。

インストーラー版:
インストーラーが、各種のファイルを最適な場所に自動配置してくれます。
Zip版:
インストーラーはありません。Zipファイルを解凍し、必要なものを必要な場所に自分でコピーします。自分の作業に要らないファイルは省けるので、詳しいひとならデータを軽く出来ます。

もちろん、このBlender99は初心者用のチュートリアルですから、Windowsユーザーさんはインストーラー版を選びましょうね。

次、小さな文字が並んでいるところを見てください。
これらは、ダウンロードサイト(どこからデータをダウンロード出来るか、サーバーのある場所)を示しています。

USA:アメリカのサーバーです
DE:ドイツのサーバーです
NL 1:オランダのサーバーです
NL 2:オランダのサーバーです
RU:ロシアのサーバーです

どれを選んでも構いません。
時差などで、サーバーの地域が真夜中などだとネットワークがすいている場合があるかもしれません。
なんとなく、ロシアは不安だったり。ウィルスの心配はないと思いますが、ね。

オランダが2箇所あるのは、Blender財団がオランダにあるからでしょう。開発はオランダで行なわれているのです!

ダウンロードすべきファイルが明確になったところで、クリックしてダウンロードをしましょう。
ちなみに、MacOS版はインストーラーがありません。Zipファイルを解凍して、出てきたファイルを「アプリケーション」フォルダに移動するだけです。
とってもシンプルです。

Windowsの場合、ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックしましょう。
Windowsでもmacでもダウンロードしたファイルは「ダウンロード」フォルダに入っているはずですが、見つからなかったら「Blender」でパソコン内を検索してみましょう。初めて入れるのだから、検索結果は一つしか出てこないと思いますので。
インストーラーを開始した後は、画面に出てくる指示に従うだけですね。
「使用許諾」が出てきたら同意して、OKなどを押して進むだけ。
他のフリーソフトのような変な広告や、余計なソフトをインストールさせる画面などは一切ありませんから、そこも安心です。

さあ、インストール出来ましたね。

次回はいよいよ起動して、初期設定を行ないましょう。
(インストールしてから一週間、触らないでいられるひとがいるかどうかは分かりませんが──)

では、また来てくださいね!!

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