AwaRyo のすべての投稿

ア23-24

タイトルが謎の記号で始まりました今回の淡波ログですが、そうです、本好きの方はもうピンと来ましたね。

来たる5月6日の文学フリマ東京に『SF雑誌 オルタニア』として参加することになりました。

「フリマ」はフリーマーケットのことです。淡波ログの読者さんは知らない方もいらっしゃると思うので簡単に解説しますと、(主にアマチュア)文学の作品展示即売会です。
東京流通センターの第二展示場で、なんと800ブースも出店されます。
わがオルタニアのブースは2階の会場だそうです。そのブース番号が、今回のタイトルにある〈ア23-24〉というわけです。

オルタニアブースではどんな本が出品されるのでしょうか。全体像は来てのお楽しみとして、僕の本としては二冊を出品することになりました。
(これまでの各寄稿者の作品がたくさん出ますよ! →もちろん文フリ限定作品も!

★僕の一冊めは、『ケプラーズ5213』の文フリ特別版です。

紙本を制作するにあたり全編を見直し、こまごまと修正を入れました。

修正しながら、最初は上のツイートのような気持ちで、かなり大変な改稿になるだろうと考えていました。

でも不思議なことに、そこそこ修正が入ったのは前半だけで、中盤以降はそれほど直すべきところがなかったのです。

実はこれ、よくあることなのです。
執筆が調子に乗ってくると、品質も安定するというか、ミスが減ってくるのです。表現上も、先へ進めば進むほど修正したいポイントが減ってくる。きっとこれは、ゼロから世界を構築しなければならないSFの特徴かもしれないな、と思ったりします。
前半は、自分の頭の中にあった世界を〈真実味を持って〉文字で構築することが大事なので、よくよく考えたり迷ったり悩んだりしながら書くことが多いのです。
中盤に差し掛かると、世界はもう〈そこ〉にあって、主人公たちが自由に走り回ったり考えたり喋ったりする様子を記録していればいいのですから。

また、ケプラー186fの先住生物との会話は、今まで圏点を多用したものになっていました。紙の本だと読みにくいかと思ったこともあり、これを太ゴシック体に改めました。読みやすくなりましたし、話者ごとに書体が変化すると、誰が喋っているか一目瞭然になりました。考えていた以上の効果が出たのではないかと思います。

加えて、〈終章〉には新たな描写を少しだけ追加しました。現行バージョンだと少しばかりあっさりし過ぎていたので、よりイメージが湧くようになったのではないかと思います。

本書については、追ってAmazonの電子版も改訂しようかと考えていますが、しばらくは現状ママです。編集をBCCKSエディタのみで行ったため、Amazon版のデータに反映するのはなかなかに大変なのです──。

★二冊めは、最新短編の『コンピューテッド・ブレインズ』です。

こちらは内容には手を入れていません。
短編を文庫や新書サイズで一冊の紙本にするのは無理がありますので、豆本としました。軽く小さく、お値段も安く抑えられますので、短編小説の刊行のかたちとしてはなかなか良い選択肢ではないかなと思います。

どちらの本も、文フリ限定の〈オルタニア・ノベルス〉のシリーズとして刊行します。
共通のロゴが入っていたりして、本棚に並べるとなかなか良い感じです!


さて、紙本を作るときは、電子書籍と決定的に異なることがいくつかあります。

紙の本はリフローではないので、文字の大きさや改ページが入るべき場所をしっかり決めないと、見た目が悪くなることがあります。
それもあって、微妙なところで文字数の調整なども行いました。まあ、それは内容とはあまり関係ない部分ですが。
改ページ後に数文字だけ溢れていたりすると間抜けですもんね。

ところで、紙の本には、「折り」という単位があることをご存知ですか?
本を作るとき、印刷時には大きな紙に刷って、それを何度も折り重ねて最後に裁断するわけです。
その、印刷時の大きな一枚の紙からできるページの塊の単位が、「折り」です。16ページを1折りとするパターンがいちばん多いのではないかと思いますが、BCCKSでも16ページが1折りです。例えば本が33ページだとすると、2折り(32ページ)には収まりませんから、3折りの本になります。つまり、48ページ。
BCCKSの場合、そのあまった15ページを白ページにするか、メモとして罫線を入れるか選ぶことができます。
でも、やっぱりそれは間抜けな感じがしますよね。

そこで、どちらの本も文字の大きさや改ページ、白ページの挿入場所などを絶妙に調整しながら、余計な余りページが出ないようにしました。
ふー、これ、結構たいへんなんですよ(笑

とまあそんなことで、入魂の紙本を多数用意して文フリ2階会場、オルタニアブースであなたのご来場をお待ちしています。
ぜひ、来てくださいね。
開催はゴールデン・ウィークの最終日、5月6日の11時〜17時までです。
(僕も会場に行きますよ!)

では、よろしく〜!

予定外のお知らせ!

ども。

完全に予定外だったのですが、例の『Blender99 きっと絶対に挫折しない3DCG入門』の1巻&2巻を値下げしました。
価格についてはよくよく考えたつもりでしたけれど、実際に電子書籍としてストアに並んだとき、どうしても割高感がぬぐえなくて……。

最初の価格で買ってくださった皆さまにはほんとうに申し訳ありませんが、2冊とも270円に改訂しました。
1巻は、少しだけ内容も改訂しています。ほんの少しですが。

と、書いてすぐにストアに見に行く人もいないと思いますが、実は、値下げしたのはBCCKSさんのストアのみです。これから配本されるであろうiBooksストアでは270円になるはずですが、既に販売されているAmazonさんや楽天さんでは旧価格のままです。

もし価格改定を行うなら3巻の発売に合わせてかな、と思っていましたが、ちょっと手違いがあって再出版作業を行う必要があり、どうせなら早い方がと考えて改定しました。

3巻の編集作業は思いのほか捗っておらず、GWまでかかりそうです。勝手な価格変更、お許しくださいませ。3巻が出る時にはきちんと各書店に再配本して価格を統一しようと思いますが……。
その代わりといってはなんですが、今後も章のボリュームに関わらず1冊270円(税抜き配本価格250円。ストアによって若干変わる可能性があります)と定め直させていただきます。
第1シーズンの全7冊(予定)を揃えても1890円ですから、これなら決して高くはないですよね??

そんなことで、相変わらず揺れっ放しのずぶずぶでほんとうに申し訳ありませんが──。

お買い上げの際はぜひ、BCCKSさんの書店でどうぞ
(記事のすぐ右にAmazonさんへのリンクがありますが……)

じゃ、今夜はそんなとこで。

Happy Blending!!

シンチョクとシンキョク!

こんばんは。
エイプリルフールですが、もう嘘は吐き疲れたので、平常運転でいきましょう。

まず進捗。

小説は、例の新作『イン・ザ・フォグ』をようやくiPad miniからMacに移し、ばらばらのテキストファイルで書いてきたものを1つにまとめました。章の順番もだいぶ決まってきて、ストーリー上の矛盾点も少しずつ解決しています。
が、まだ書き終わるまでは遠そうです。
データをまとめている中で、途中でブツリと終わっている章が発見されたり(笑)、ぜんぜん終わりは近くなかったです……。
文字数としては10万字をちょっと超えた程度です。最終的には12万字くらいになるかなあと考えていますので、分量としてはまずまずいいところまで来ているのですが。


と、いうところでまた浮気して、5千字程度の掌編を一本書いてしまいました。
SF作家米田淳一さんの作家生活20周年を記念したサプライズ・トリビュート本であり、SF雑誌『オルタニア』の特別増刊号でもある『ヨネタニア』のために書いてしまいました。
タイトルは『プリンドーム・プライマル』。知ってるひとは知っている、米田さんの商業時代からの代表作である『プリンセス・プラスティック』の、パロディーです。

実は、この雑誌のためには曲を作っていたため、作家としての参加はしない予定だったのです。でも、皆さんから原稿が集まってきて編集部員の立場で読んでいたら、急に自分も書きたくなってしまったのです。
だって、米田さん本人までも巧みに騙して原稿を書いてもらったりしたんですよ。この盛り上がりに乗らない手はない、と。
究極の内輪ノリですが、なかなかこんな機会はありませんからね!

電子版はBCCKSストアにて無料配信中です。

表紙を見てください、実に豪華じゃないですか!

jacket_480

(参加者の数からして、いつものオルタニアより賑やかです!)


そしてもう一つの進捗──『Blender99』の第3巻についてです。
きっと淡波ログに来てくださる方は、そっちの方が気になっているのではないでしょうか……?

第3巻、WEB連載時に使用している動画の数が半端ないんですよ。静止画の図版がほとんどなくて、動画のオンパレード。
たしかにCG制作の参考に、と思うと動くものの方がいいと思います。
でも、電子書籍に動画を埋込むと再生できない場合が多くなってしまうため、それは出来ません。動画はリンクで入れるしかないので、書面が文字ばかりになってしまうんです……。

CGの参考書でそれはあまりに辛い。
そのため第3巻は、動画を分解した連続静止画を多用する構成になっています。もちろんせっかくの動画が見られないのもよくないですから、動画と静止画による説明と、どちらも見られるようにしています。

文章の書き直しや追加もかなりあり、ビジュアル面でもほとんどが作り直しという状況です。
先週の時点で連載時の文章はBCCKSエディタに入力し終わっていたのですが、そこからまあ、直すこと直すこと。

というわけで、現在の進捗は50%くらいでしょうか。
GW中に5巻まで出したいと秘かに思っていましたが、それはまるで無理のようです。今は何しろこの第3巻をまとめなきゃ、という段階です。


──で、次は新曲の話題です。
もう、お分かりですね。しつこいくらいにツイートしていましたしw

鉄研でいず_s
(画像をクリックすると、Google Play Storeに飛びます)

人物イラストがソメイヨシノ氏、宇宙のイラストが山田佳江氏、デザインが波野發作氏という贅沢なジャケットです。かっちょいいですね。
肝心の曲は、というと、かっちょいいというより、にやにや笑いが止まらないような歌です。
ぜひヘッドホンで、爆音でお聴きください!


いやー、「企画モノ」、実に楽しいです。
何か面白そうな企画があったら、ぜひ声を掛けてくださいね。
音楽でも小説でもヴィジュアルでも、喜んで参加しますので!

今日はそんなとこ。

じゃ、また!

NovelBotch続報

さて、先週からあまり目立った動きはないとも言えますが、大きなところではこちらです。

ノベルボッチ参加作品『コンピューテッド・ブレインズ』のプロモーションビデオが完成し、Youtubeにアップしています。
まだの方はぜひご覧下さいね。

先日お伝えしましたように、音も今回のために作りました。
作中に登場するロックバンドの曲も入っています。〈弛緩する曲﹅﹅﹅﹅﹅〉で「ラララー」と歌うだけなのでぜんぜんロックじゃありませんけど。
実は調子に乗って、作中には登場しないのに曲全体も作りかけたのですよね。ちゃんと二番まで歌詞も書いてたりして。
まあ、これはいつか時間があったら形にするかもです。出来は悪くなさそうなので。

下のツイートですが、欲張って電子書籍ストアへのリンクも同時に張っているため、Youtubeへのリンクが完全に埋もれていました。
おバカですねえ(笑

お陰様で、BCCKSさんではこんな状況です。

この記事を書いている今も、同じ場所にしっかり掲載されていましたよ!
いっぽうAmazonさんでも初動がかなりよくて、新着ランキングに出たりもしました。
ぼくの最近の作品では珍しいですね。これもNoveljamあやかり効果だったりして────。

早速四つ星のレビューも付いたんですよ!

まあ、一段落付いた感じなので、またBlender99の編集に全力を傾けようか、というところです。

今日はそんなところ。

じゃ、また!

NovelBotch参戦記!

ほんとうに、孤独な戦いでした────

ということで、僕以外には誰も参加者のいなかった本イベントですが、長い長い三日間が無事終わりました。
参戦の記録を下記に残しておきます。
後々のご参考に(ならないでしょうけど)。

3/6 22:00 帰宅後、ふとこのイベントを思いつく。お風呂でアイデアを練る。
3/6 23:00〜24:20 いきなり執筆。ここまでで2,700字。

3/7 8:00〜8:30 電車で執筆。ここまでで4,000字。
ノベルジャムのレギュレーションである「3,000字以上」は既にクリアしたが、いかんせん内容がまだまだ途中。


カレージャムにも参加、ということで、お昼はきっちりカレーを食した。

3/7 20:15〜21:15 帰りの電車で執筆。もう文字数は数えていない。

3/7 22:00〜23:30 表紙作成。
だいたいのイメージは歩きながら考えて、お風呂の後ですぐにCG制作開始。この根っこ形状を円に並べて樹の場所と合わせ込むのがいちばん手間だったかな。 レギュレーションにあった「32字以内のキャッチコピー」も表紙に入れ込んだ。

CoputedBrains_blg

3/7 23:30〜25:45 表紙ができたので執筆に戻る。
初稿上がって約9,000字に。

3/8 8:00〜9:00 電車で推敲1回目。

3/8 12:00〜12:30 仕事中に電車移動があったので、すかさずBCCKS編集開始。仮epub作成まで一気に行う。

3/8 12:30〜13:00 ランチがてらepubで推敲と校正。
epubに書き出して別画面レイアウトにすることで、ちゃんと他人の目(気分)で読みます。ノベルジャムのように、編集者としての役割も果たそうとしたわけですね……。

電車に乗って落ち着いて考えたら、この事実に気付く(笑。しかしめげずに継続。
(Twitterをここに貼り込むと、時間が1時間ずれて表示されるぞ。なんだこれ)
スクリーンショット 2018-03-10 17.20.55ほら。

3/8 19:45〜20:30 電車でBCCKS上に修正項目を反映。
同時に、ストア用紹介文(400字まで)と書籍内説明文(100字まで)もレギュレーションに合わせて書く。

3/8 21:30〜22:56 BCCKSで最終仕上げ、出版作業を行い、出版!
ちなみに、下のツイートの再生ボタンから、この場を離れずに試し読みまで出来ちゃいます。
BCCKSすげー!

単純に足し算すると、586分。のべ9時間46分でした。
歩きながら表紙のデザインを考えていた時間を足して、まあちょうど10時間というところでしょうか。
6時間くらいで出来るんじゃないかな、と高をくくっていましたが、きっちりかかりました。それに、相当きつかった。もうこんな無謀なことは平日にやりたくないですね。

表紙のCGに関して、樹の3Dデータは『飛ぶ夢なんて、飛ぶ夢でしかないのに』の時に作ったものを流用したので手間はかかりませんでしたが、根っこは今回のために作りました。

根っこの3Dデータを斜めから見るとこんな感じ。実際は3種類作り、回転・拡大縮小でバリエーションを出しました。
根っこの3Dデータを斜めから見るとこんな感じ。実際は3種類作り、回転・拡大縮小でバリエーションを出しました。

 

表紙デザインはおなじみAffinity Designerです。

使いやすくて動作は軽快。かなり効率よくデザインがすすみます。
使いやすくて動作は軽快。かなり効率よくデザインがすすみます。

 

BCCKSで出版する時には忘れてはいけない「背表紙」と「裏表紙」も、1ファイル内で完結。

本をぺたっと開くとこんな感じです(紙の本も買えるんですよ)。
covers

BCCKS_store
クリックするとBCCKSのストアに飛びます

BCCKSのストアでは、こんな感じに表示されています。


さて、以上が参戦報告ですが、アフターNovelBotchについても少々考えています。
(今のところまったく注目されていませんしね!)

物語の中でロックバンドが出てくるのですが、作中で使われた曲を実際に作ってみました。
まだこれは人に聴かせられるようなものでなくメモ程度なのですが、近々形にしたいなと思っています。
出版直後にプロモーションビデオも作りはじめたのですが、さすがに体力が持たなくて断念しました。
これも、元気が戻れば形にしたいな、と。

そうそう、それからAmazonのストアについては、BCCKS配信でなく直接配信にしました。
そのため価格を自由に設定出来ますし、紹介文なども変更出来ますからね。

BCCKSでの最低販売価格は200円なのですが、Amazonでは99円の設定が可能です。
現在、Amazonでは99円に設定しています。このままずっといくか、これは発売記念価格として後日BCCKSと統一するかは未定です。
Amazonでの販売ページはこちらです。『コンピューテッド・ブレインズ』

今週の報告は、こんなところでしょうか。

ではまた、来てくださいね!

BLENDER99 いよいよ発売!

いやあ、いよいよというか、とうとうといいますか、ようやっと発売に漕ぎつけましたです。
え、何がって?
タイトルのとおり、ヘッダにもありますとおり、
『Blender99 きっと絶対に挫折しない3DCG入門』の第1巻と第2巻が、3月3日に同時発売となりました。

Covers
表紙の色味が僅かに異なるのは、狙っているんですよ。こうやって複数並んだ時、ちょっとだけズレていると本物の本っぽくないですか?

 

今回は全ストアともBCCKSさん経由での配本となりますので、現時点でストアに並んでいるのはまだBCCKSさんのみです。
これから徐々に他の電子書籍ストアに並びはじめ、1週間くらいでAmazonやiBooks、楽天、ブックウォーカーなどで購入出来るようになると思います。
(本当はAmazonだけ直接配本にして、価格や紹介内容を変更可能にするつもりだったんですが、すっかり忘れていてBCCKSで「えいやっ!」と配信申請してしまいました……)

思えば連載を始めたのは二〇一六年の十一月ですから、もう一年と四か月も経ってしまったのですね。
当時のバージョンは2.78で、2.79が出るまでに電子書籍化しなきゃなあと思っていたのがあっという間に通り過ぎ、劇的に変わってしまうという噂の2.80が出るまでには1st.シーズンの電子書籍化を終えなければ、というのが今のステイタスです。

さて、ストアでの書籍紹介には、
「淡波ログにて連載中の『blender99 絶対に挫折しない3DCG入門』を加筆修正して電子書籍化したものです。」
と書いています。
これ、電子書籍化作業の最初の頃に書いた文章なのですよね。
実際は加筆修正どころか、大幅加筆、画像新規追加、差し替えの嵐です!
当初はブログ記事を電書化するだけだと思っていましたが、電子書籍になると思うとなかなかそのままというわけにもいかないところが多いですね。電子書籍化に伴う作業以外にも、改めて読み直して「ここはもっと分かりやすく直せる!」と思った部分には迷わず手を入れ、新たな画像を追加で作成しています。

そうそう、それからブログ記事と大きく異なるのは、この手の電子書籍では珍しい(と思われる)リフロー型にて制作していることが上げられます。

ソフトウエアのマニュアル本とかリファレンス本って、紙の書籍をそのままPDFにしたようなものが多いですよね。それはそれでレイアウトが整っていてきれいだとは思うのですが、いかんせん字や図版が小さくて読み辛かったりします。
PDFの場合、ピンチで拡大すると全体が大きくなって端末の外へはみ出してしまいますし、改行場所ごとに指でずずっとスクロールしたりして、読みにくいったらないですよね。

Blender99は、豊富な電子書籍制作の経験を活かし、電子書籍ならではの読みやすさを目指しました。
端末やビューアの種類にもよりますが、文字の大きさはもちろん、文字色・背景色を変えたり、本文の書体を変えることも出来るんです。
原稿はBCCKSの電子書籍エディタで制作していますので、BCCKSのビューアで読むとかなり読みやすくなっているかと思います。

図版はそれだけで拡大されるようにもなっていますので、特に画面のキャプチャなどで小さい文字があるものはかなり見やすくなると思います。
ちなみに、BCCKSビューアでは画像を長押しで独立拡大、iBooksではダブルタップですね。どちらも、そこから更にピンチで拡大出来ます。
BCCKSビューアの場合はキャプションも一緒に付いてきてくれるので、分かりやすくて良いです!

ちょっと中身を見てみましょうか。

IMG_4228
下に並んでいるページのサムネールで、好きなところにジャンプ出来ます。グレー部分の右上にある「前にいた頁に戻る」で、ジャンプする前にいたページに戻れます。

 

IMG_4229
BCCKSビューアで見ると、少しざらっとした紙のテクスチャーがベースに敷かれています。なかなかきれいです(もちろん、濃さは調節可能です)。

 

IMG_4230

IMG_4231
こんなふうに拡大されるので、スマホの小さな画面でも読みやすいですね。スマホをパソコンの横に置いて、パソコンではBlenderを開くことを想定していますので、なかなか使いやすいのではないかと思います。

 

気になるお値段ですが、概ね1章あたり50円程度という設定にしています。第1巻は7章構成なので、350円(税抜き価格)、第2巻は8章構成なので、400円(同)です。今後、10章分以上含む本もありますので、その場合は少しお安く設定する予定です。

僕が今までに書店で買ったBlender本を考えると、1冊が5,000〜6,000円くらいしましたので、これはかなりリーズナブルなのではないかと思います。

まあ、2nd.シーズンの内容も含めれば最終的には12巻くらいのボリューム(千数百ページ想定!)になりますが、それでも合計で5,000円程度までにはしたいと思っています(全部連載が終わって電子書籍化も終わるまではあと2年くらい掛かるのではないかと思うので、お小遣いの負担は小さいですよね!)。

─────◇─────

さて、肝心の内容ですが、この淡波ログでの連載時より更に分かりやすく、丁寧に解説したつもりです。それが逆に回りくどくしつこくなってしまっている懸念もあるのですが……。

「ここは読まなくてもいいかな」と思ったところはいったん読み飛ばし、もしあとで気になったら戻ってくればいいので、舌足らずで理解し辛いよりは良いと思うのです。

もう一つ、ここで補足しておきましょう。
ブログ記事では、かなりの部分で動画を駆使して解説していました。
これを、静止画の連続画像にするのはかなりきついものがありますし、決して分かりやすくもないですよね。
本書では、静止画でも充分分かりやすいと思われるものだけ静止画にし、あとは動画へのリンクを掲載する形を取りました。多くの電子書籍ビューアーでは外部データをブラウザで再生出来るようになっているので、困ることはあまりないと思います。
それでも稀にリンクボタンが動かなかった場合のために、本ブログのある場所に説明動画集のページを用意しました。本を購入してくださった方だけが入れる、特別なページです。
これで、本書をお読みになる全ての方が、ちゃんと説明動画を見られるようになったのではないかと思います。

さてさて、実際にお読みになった方はどう思われるでしょうか……。

今日はこんなところです。

あ、お買い求めの方はこちらですよ!
『blender99 きっと絶対に挫折しない3DCG入門』

では、Happy Blending !!

 

シンチョク──0225

いやあ、2週間もブログの更新をさぼったのは初めてじゃないでしょうか。
進捗は、ですね……。

ここのところ、Blender99の電子書籍化を黙々とこなしています。
当初の目論みでは2月末に第1巻と2巻をまとめて発売! のつもりだったのですが、やはり間に合いませんでしたね……。

Blenderロゴの使用権など、Blender Foundationからの許諾はすんなり運んだのですが、肝心の作業が。
ブログの記事をサクッと電書化、と思っていましたが、いやはや手間の掛かること掛かること。
当初たいへんかなあと思っていたのは、電子書籍では動画の再生が出来ないためサーバーの別の場所に動画を置いてリンクを張る作業でした。
作業を初めてみれば、それはわけないことでした。全然手間は掛からない。

それよりむしろ、最初から再び順を追って読み直してみると、「最高に分かりやすい」つもりで書いていた内容がなんと分かり辛いこと!
これでは、『世界でいちばん分かりやすい3DCG講座』と胸を張ることは到底出来そうもありません。

──で、追加、修正、補足、の嵐ですわ(笑

それから、電子書籍はリフロー型にしますので、レイアウトを凝ることはできません。でもその分、フォーマットの統一は必須。少しでも見やすく、読みやすくするために、全体を通して書式を考え直しました。

追加の解説や説明の補充も多く、バージョン2.79に対応するためのキャプチャ撮り直しもたくさんあります。2.78の画像でも実際問題として変わらない部分はそのまま使っていますが。

ということで、Blender99は3月中旬頃の2冊同時発売を目指して鋭意編集中です。最初から全てBCCKSで作っていますので、BCCKS、Amazon、楽天はもちろん、おもだったほとんどの電子書籍書店に配信します。

どうかもう少々、お待ちくださいね!


え、小説は?

はい。長編小説「イン・ザ・フォグ」ですが、かなり進んだところでストップ中です。もう上述のBlender99に自由時間のほとんどを吸い取られてしまっている感じですね。
もうモバイル執筆だけで進められるところを越えてしまったので、落ち着いてMacで編集する時間が必要なんですよね……。


音楽は?

あ、実はまたある企画で曲を作っています。ちょっと苦しみながら作りましたが、かなり楽しんでますし、なかなか楽しい曲になるんじゃないかと思います。小説執筆が止まっている分、電車での作曲作業が捗ってます。
詞の半分はあるセルパブ作家のかたが書いてくださって、僕が続きを書いた感じで。
それから、ある美人作家さんがゲストでひとこと登場します。

これは、楽しみですねえ!


今週は、そんなとこ!

じゃ、またね!

Affinity Designerで日本語縦書きの荒技!

最初に断っておきますが、これは裏技です。
僕が日本語縦書きしたいケースでは充分実用的ですが、本格的なデザインには向かないと思います。ご承知の上で読み進めて頂けますと幸いです。
(僕の場合:電子書籍の表紙にタイトルなどを入れる用途がメインなので)

さて、Affinity Designer、素晴らしいソフトです。
「これで日本語縦書きさえ出来ればどれほどイラレの牙城を崩す位置に近づけるか」と言われ続けて2年ほどでしょうか。
僕自身、発売された頃からずっと使っていて、それさえあればなあと思っていました。

でも、日本語の縦書きを実装するのって、相当難しいんですよね。
世界的にみれば縦書き文字はごくごく少数派。
そのために開発リソースを割くのはかなり厳しいと想像されます。

日本人が作成した日本語のアプリですら、完璧な縦書き対応を実現しているものは少ないのですから……。

・約物の位置と回転が、種類によって異なる。

例えば、「。」や「、」について見ると──
 横書き:1文字のスペース内で右下にあります。
 縦書き:右上です。向きはそのままですね。
「─」については、
 横書き:1文字のスペース内で、上下センター、左右は文字幅いっぱいです。
 縦書き:1文字のスペース内で、左右センター、上下は文字幅いっぱいです。向きは90度回転しています。


・行間と文字間の考え方を逆転させなければならない。

 文字自体の向きは同じなのに、横書きでは文字の左右が文字間。縦書きでは文字の天地が文字間になります。
 単純な問題のようで、実は結構難しそうなのですよね。
(技術的なことは分かりませんが、縦書きをうたっているアプリで横書きから縦書きに変更すると行間がおかしなことになる場合は、そういうことなんじゃないかと思います)

使っている側はあまり意識していませんが、開発には高いハードルがありそうですね。

となれば、待っていても日本語縦書き正式対応は難しそう。
いろいろといじっている中で、ちょっとした裏技を見つけました。
今回はそれをご報告(前置きが長い!)

方法としては2つあります。
どちらも横書き文字を強制的に縦に整列させる方法ですが、文字間と行間を読み替えることで、それなりに調節も可能です。

まず1つめ。
文字ボックスを用います。


 
とっても簡単ですね。
文字ボックスに文字を打ったら、横幅を一文字分程度に縮めるだけです。
最初から縦に細い文字ボックスを作っておけば、縮める手間も不要です。

次です。
まずラインを引きます。


 
メニューバーの「レイヤー」から「テキストフレームに変換」を選択し、文字を打ちます。
この方法だと、最初から縦書きになっているので見やすいですね。

ということで、どちらの方法もほぼ手間は同じ。
何か有意な差はないかといろいろ見てみましたが、どちらでも好き好きということで。

はい。
え、これで終わりじゃつまらない?

そうですね。

これらの方法には、大きな欠点があります。
vert03

冒頭の内容にあったとおりです。
句読点が全て変な位置にありますし、「──」が横向きになっています。

これを、直していきましょう。
出来るんですよ、ちゃんと(ちょっと面倒ですが)。
まずは読点(、)から。


(ちょっと途中で間違えていますが、それはご愛嬌……)

読点の位置が調整出来ましたね。
左右位置を調整したい時は、改行を挿入して段落を変えてしまうのがミソです。
こうすれば、上下左右とも自由に文字位置を調整出来ます。

次は「──」の回転です。

これは、先ほどのようにはいきませんでした。
残念ながら、オブジェクト自体を分割してちまちま直すしかないようです。


(わざわざ動画にするようなものでもありませんが……。実は、罫線は縦横が別文字として存在しています。今回の場合は、縦用の罫線を打ち直せばいいだけなのですが、ね。「──」「││」)

さて、役に立つか立たないのか分からないような微妙な内容でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか?

今回の記事、もちろんAffinity Designerで縦書きしたい人が対象なのですが、もう一つ目的があります。こういう記事が書かれることによって、日本語縦書き需要の大きいことが、Affinityを作っている会社さんに届くと良いなあと思っているのが本音だったりもします。

では、本日はこれにて!

Happy designing!!

直販開始したよ!

ちょっとお知らせです。

海外で盛んに使われているソフトウエアなどの直販サービスGumroadガムロードで、アルバム『Struggling』の直販を開始しました。
今後、自分の作品を販売するプラットフォームとしてどんどん活用していこうと考えていますので、そのテストとしての意味もあります。

購入の際は、ペイパル支払いになります。
ペイパルは、アカウントがなくてもクレジットカード連携で購入出来るので、大人にとっての購入ハードルはAmazonなどとそう変わらないかな、と。
直販なので委託販売より価格をお安く設定出来ますし、売る側・買う側の双方にメリットがあると考えています。

アルバムのデータは、ダウンロードしたらすぐにスマホなどで楽しめるmp3版と、高音質のHiRes24bit wav版です。
データを用意する側としてはほとんど手間が変わりませんので、どちらも同じ価格設定にしました。
(むしろ、mp3はデータを変換して曲の中に情報を埋込んだりするので、ハイレゾ版より手間が掛かったりするのですよね。とはいえmp3をハイレゾより高価格に設定するのは意味不明ですしw)

wavフォーマットのデータもスマホで再生出来ると思いますが、少々データが重くなります。
(CD1枚分のデータ量より少し大きいくらいです)
そのまま聴いても良いですし、いったんパソコンに入れて、好みのレートで高音質なACCなどに変換しても楽しめるかと思います。
 
mp3版のご購入はこちら。

Buy “Struggling” in mp3
 


HiRes版のご購入はこちらから。

Buy “Struggling” in HiRes 24bit wav.

では、よろしくねっ!