どうも電書界隈では、あの電書ちゃんが編集長を務める『にごたな』なる文芸誌が耳目を集めているらしい。
僕がどっぷりと参加している『SF雑誌オルタニア』の、増刊号だか別冊だか、そんな位置づけになるらしい。
作品は公募になっていて、なんだかたくさんの応募作が集まって盛り上がっているらしい。
…………らしい。
僕自身はあまり情報を持ってはいないのだけれど、『にごたな』の「にご」は電書ちゃんが中心になって行なっている小説投稿の仕組みである(じつは、僕はよく分かっていない)『にごたん』の「にご」のようだ。
で、「たな」は「オルタニア」の「タニア」を打ち間違えたもの(もしくは早口でもごもごっとなったもの)で、更に「にご」は、「vol.2.5」にも掛けているらしい。
オルタニアのvol.2とvol.3の間に出るから2.5というわけだ。
「そんなん聞いてね〜」
と駄々をこねても遅い。
幸い、SF雑誌オルタニアの編集部としては『にごたな』の編集作業には絡まなくて良いそうだ。
電書ちゃん人脈でいくらでも優秀な編集者が集まるのだろうなあと思うと、それもまたちょっぴり羨ましかったりして。
せっかく山田佳江前編集長からバトンを受け取って、不退転の決意で編集長に就任したばかりの僕だけれど、電書ちゃんにすっかり美味しいところを持っていかれたようで、なんだか淋しい気がしている。
いやいや、電書ちゃんと競っても仕方がないな。僕は自分のやり方で盛り上げなきゃ。
(もちろん、電書ちゃん自身だって『SF雑誌オルタニア』の関連誌にすることで、オルタニアのことも盛り上げてくれているんだと思うし)
まさか、オルタニアの知名度(ない!)を利用して自分の人気取り(既に充分あるし!)に利用するだなんて、天地が引っ繰り返ってもあり得ないし。
(ここはニヤリと笑うところ)
電書ちゃん、いろいろ上手いよなあ……
きっと、『にごたな』はたくさん読まれるんだろうなあ……
見習わなきゃなあ……
と思いながら、僕は僕でvol.3の準備を淡々と進めている。
まずはこれを成功させないと、これまでの編集長に申し訳が立たない。次が見えない。
(もちろん、僕はこの先もずっと編集長を続けるつもりだ。〈毎号編集長がクビになる〉なんて不名誉な枕詞はお終いにするのだ。ジンクスなんて、信じないぞ!)
しかしいったい、謎の審査員ってどこから連れて来たんだろう……
まさか、vol.3の編集長の座を狙っていたりしないだろうな……
と、『にごたな』の動きもちょっと気にしつつ、恐い人たちらしいのであまりコメントはしないほうが良さそう。
(それに、気にしても誰かが教えてくれるわけではない(笑)
まあ、だからなおさらね、電書ちゃんのことは電書ちゃんに任せて、僕は自分の責務を完遂しなければ!
ということで、『SF雑誌オルタニア vol.3』のことを少しだけお知らせ。
これまでのオルタニアでは、毎号お二人の作家さんゲストを招いていました。 今回のvol.3では、作家さんゲストはお一人。 そして、初の試みとして絵師さんをゲストに招き、巻頭特集を組みたいと思っています。 まだその絵師さんがどなたなのかは明らかに出来ませんが、電書界隈でも人気のある方ですよ! ゲスト作家さんも、 「おお〜、この人がオルタニアに寄稿か!」 と、嬉しくなること間違いなしのお方です!
いやあ〜、楽しみだなあ。
あ、それから、アイキャッチ画像を見て気付いたでしょ?
表紙デザインもちょこちょこ進行中!
まだお見せできる段階ではないんだけど、もう少し進んだら途中画像をこちらにアップするので!
ではまた、次のご報告をお楽しみに!!