記号の謎:?!と!?。

クエスチョンマークとエクスクラメーション(びっくり)マークをくっつけたこの記号。皆さんはどちらを使うとしっくり来るでしょう?
《?!》と《!?》。

僕は絶対《!?》派。絶対! だった……。

まずは字面。どう考えても、クエスチョンマークの円弧側の空間とびっくりマークの涙棒(今、命名した)の閉じ感が落ち着く。
次に意味。小説の登場人物の感じ方を考えると、まずは《びっくり》があって、その後で《疑問が頭をもたげる》、というのが自然な流れではないかと思うのだな。どうでしょ?

ところが、だ!

文字変換候補で出てくるのは逆の《?!》だ。ん〜、落ち着かない。デザイン的にも意味的にも、どう考えても変。まあこの記号を頻繁に使う人がどのくらいいるのか分からないし、これまでに読んだ小説の中でその使い方に対して疑問を持ったことはなかったのだから、そんなことを気にするのは余程の変態なのだろう。
でもね、ず〜っとこの《?!》を見ていると、なんとなく慣れてしまい、これもいいかな? と思ってしまう瞬間がある。その後で《!?》を見ると、なんだかバランスが悪いような気もしてくる。慣れのマジック。いやいや、それでもやっぱり僕は《!?》派だ。

そもそも、いわゆる《日本語の書き表し方》の参考書では、「《?》や《!》は原則用いない」と記載されているんだから、それを組み合わせた記号なんて完全に想定の範囲外だ。
(あ、ちなみに僕の使っている『新しい国語表記ハンドブック』では、カギ括弧の終わりには必ず句点を入れること、となっている。これは教科書法則だな。これを守っていると、小説の世界では??と思われてしまうのだから、実に難しいものだ)

と、いうことで、今のところ僕の中ではこの書き方に関して正解はない。誰か、正解をご存知の方がいたら、こっそり教えて欲しいな、と思う今日この頃。

では!

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